センチメンタルの涅槃

読書、漫画、映画感想用。

別界隈をフィギュア沼に引き込みたい!フィギュアスケート入門②~推し選手を見つけてほしい!個人的2019-20シーズンベストプログラム



 

 ということで、前回はオタク特有の長話で宇野と羽生についてしゃべりすぎたため、ここで個人的2019‐20シーズンベストプログラム。

紹介する順位はそこまで関係ないです。順不同。

 

もちろんこれは単純に私の好みなので、これ以外にも素晴らしい選手やプログラムはたくさんあるので、ぜひシーズンを追ってお気に入りを見つけてほしいです!

 

 

 

・・・・スケオタや興味ない人は読み飛ばしていい基礎知識~フィギュアスケートの「シーズン」及びスケジュールとは・・・・・・・

 

ちなみに、フィギュアの「シーズン」ですが、フィギュアは冬のスポーツなので、同じプログラムを滑って戦う1シーズンが西暦としての年をまたぐ形になります。

なので、「2019-20シーズン」みたいなことになるわけです。

 

定義的には、7月1日から翌年6月30日までを「1シーズン」と数えますが(※なのでスケオタは夏に「ハッピーニューイヤー」とのたまいますが、別に気が狂ったわけではなく正しいのです)、

試合が本格化するのは9月下旬~10月頃から。

 

羽生選手や宇野選手など、日本のトップ選手の場合、

9月下旬~のチャレンジャーシリーズでプログラムの調整がてら、まず初戦を迎え、

10月からいよいよ「グランプリシリーズ」が始まります。

(毎週、アメリカ・カナダ・フランス・中国・ロシア・日本の6カ国で1戦ずつ開催されていきます。1人につき最大2戦派遣され、そのポイントで12月のグランプリファイナルに行ける選手が決まります。ファイナルに行けるのは世界で6人だけです。

アニメ ユーリオンアイスで描かれているのは、このグランプリシリーズとグランプリファイナルの話ですね。放映権がテレ朝にあります。(NHK杯のみNHK)

 

12月初旬にグランプリファイナルがあり、

そしてそのすぐあと、12月下旬(毎年クリスマスシーズン)に、全日本選手権。ここで、四大陸選手権と世界選手権の派遣選手が決まります。 

 

翌年2月に四大陸選手権(ヨーロッパの選手の場合は、欧州選手権)、

 

(ほか、2月あたりに開催される小さな国際試合に出る場合もあり、)

 

そして3月の世界選手権でシーズン集大成となるイメージです。

 

(まあ世界選手権には最大でも一つの国から3人までしか出られないので、それ以外の選手はもっと早くシーズンが終わったりしますが)

 

五輪がある年(次は2022年の北京)や、4月に国別対抗戦という国別の順位を競う大会がある年もあります。

 

主要大会は、テレビでゴールデンで放送されたりしますし(だからあれ、大抵生放送ではないんだが…生放送を見たい場合は、ネットのライブストリーミングで大体見れます←試合時間にツイッターで「試合名 ライスト」とか検索したら大体出てくる)、

 

前の記事で延々書いたように、フィギュアというのは「シーズン」で追うからよりエモさが増すみたいなところが結構あるので、ぜひシーズン序盤から見て欲しいですね!

 

「フィギュア スケジュール」とかでググるとかなり詳細にまとめられたサイトとか出てきます!

 

 

この他にも、全日本のシードではない選手は、もっと前の地方ブロック大会から始まりますし、ジュニアのグランプリシリーズなど、ジュニアの大会もあります。

 

「全露選手権(ロシアナショナル)」とか「全露ジュニア選手権」とかいう“実質的に世界選手権や世界ジュニアよりレベルが高い大会”や、

(なぜなら、世界選手権は最大でも3人までしか出れないので、どう考えても3人以上やべー奴がいるロシア女子界に限っては、全露や全露ジュニアのが水準高いはずなのだ……)

「全露ノービス」とかいう沼もあります……ウェルカム………

 

 

 

コロナでどうなるかすこぶる微妙なのですが(無事開催されてほしい~~~泣)、

現時点での今年の日程は、

 

 

<チャレンジャーシリーズ>(基本地上波では放送されないですがライストで見れます)

オータムクラシック…2020年9月17‐19日 カナダ/オークビル

 (例年、羽生結弦選手が初戦として出ています。プログラム及び新衣装の初披露となるので、ジャージを脱いだ瞬間の会場の悲鳴が風物詩)

 

ネーベルホルン杯…2020年9月23‐26日 ドイツ/オーベルスト ドルフ

 

フィンランディア杯…2020年10月8‐11日 フィンランドエスポー

 (去年は宇野くんが出てましたが今年はどうでしょうか?)

 

など

 

 

<ジュニアグランプリシリーズ>

・第1戦/ハンガリー大会…2020年9月9‐12日 ハンガリー/ブタペスト

・第2戦/日本大会…2020年9月16‐19日 日本/横浜(KOSE新横浜スケートセンター)

・第3戦/チェコ大会…2020年9月23‐26日 チェコ/オストラバ

・第4戦/ウズベキスタン大会…2020年9月30‐10月3日 ウズベキスタンタシュケント

・第5戦/スロベニア大会…2020年10月7‐10日  スロベニアリュブリャナ

・第6戦/ラトビア大会…2020年10月14日‐17日  ラトビア/リガ

 

 

※ジュニアのグランプリシリーズは例年は7戦あるんだけどコロナの影響で6戦になっちまった。

 

 

<グランプリシリーズ>…テレ朝で放映されます。まあただあれ実はリアタイじゃなかったりすんだよな~~~~。羽生が出る試合はゴールデンにぶつけてくるし、それ以外は地味に深夜にやったりする……。NHK杯のみNHK

 

(例年6月下旬頃にアサイン←誰がどの試合に出るか 発表されるイメージですが、今年はコロナもあり遅いですね。。)

1人最大で2戦にアサインされます。←最大で、というのは1試合の場合もあるので。選手のランクとか実績とかで決まります。

ちなみに、前シーズンの世界選手権1~3位の選手はそれぞれ一緒の試合にはアサインされません。(今年世界選手権なかったからどうすんだろうね)

 

 

・第1戦/スケートアメリカ…2020年10月23‐25日  アメリカ/ラスベガス

・第2戦/スケートカナダ…2020年10月30日‐11月1日 カナダ/オタワ

・第3戦/中国杯…2020年11月6‐8日  中国/重慶

・第4戦/フランス杯…2020年11月13‐15日  フランス/グルノーブル

・第5戦/ロステレコム杯…2020年11月20‐22日  ロシア/モスクワ

・第6戦/NHK杯…2020年11月27‐29日 日本/大阪(東和薬品RACTABドーム)

 

 

で各試合ごと、

1位→15ポイント

2位→13ポイント

3位→11ポイント

4位→9ポイント

5位→7ポイント

 

みたいにポイントが加算され、

その結果によって、グランプリファイナルに進出できる6人が決まります。

シリーズ終盤になってくると、誰がいけそうかな?って予想するのもわくわく楽しいですよ!

 

大体22ポイントくらいが当落ラインのイメージなので、少なくとも2試合とも最低でも表彰台にのらないと、ファイナル進出は厳しい、という非常に過酷なシリーズです。

(何なら表彰台のっても厳しい場合がある。3狂が襲来した2019年の女子は22ポイントあっても無理な選手がいました。)

2019年の男子は、羽生ネイサンと共にほぼ確と思われてた宇野が、初戦8位でファイナル行きが絶望的になったり、1試合目で台乗りした選手が2試合目では台落ちしたりしため、かなり混戦しました。

 

アニメ・ユーリオンアイスでは、主人公が冒頭「GPFでビリ」だったシーンから始まるので、スケオタじゃないと、めちゃくちゃヘボい人みたいに思ってしまうかもしれませんが、

そもそもファイナルに出れるだけで凄いです。

 

 

 

<グランプリファイナル【決戦】>(ジュニアも同日程)

2020年12月10‐13日 中国/北京

 

 

 

↓シードになっている選手や国際大会とかぶる選手は免除ですが、全日本の前に地方ブロック大会もあります。↓

全日本選手権…フジが放映権持ってます。最近フジは神ってて、地上波だと上位選手のグループからの放送になりますが、FODの配信では全選手みれたりする。現地観戦が最も無理ゲーな試合←チケ倍率的な意味で。(私も一回も現地で観たことないです)

2020年12月23‐27日 日本/長野/ビックハット

 

 

<ロシアフィギュアスケート選手権>(見ろ。)

…2020年12月22‐27日  ロシア/チェリャビンスク

 

 

四大陸選手権…これもフジ。

…2021年2月8‐14日 シドニー/オーストラリア

 

欧州以外の四大陸(アメリカ・アジア・アフリカ・オーストラリア)の選手が参加する大会です。

ヨーロッパの選手の場合は、「欧州選手権」(よく「ユーロ」とか略されます)というのがあります。(2021年の日程は1月25‐31日のようです)

 

ちなみに、羽生選手は2020年の四大陸選手権を優勝したことにより(意外とそれまでタイトル持ってなかったんですね)、シングル男子初&唯一のスーパースラムを達成しました

(世界ジュニア/ジュニアGPF/四大陸(orユーロ)/GPF/世界選手権/五輪 の全てのタイトル獲得者)

 

このスーパースラム、女子は、平昌五輪金メダリストのザギトワ選手がたった2年半弱そこらで達成しています。(怖……怖………!)

 

 

<世界ジュニア選手権>

…2021年3月1‐7日 中国/ハルビン

 

 

<世界選手権>…こちらもフジテレビ。

 

…2021年3月22‐28日  スウェーデンストックホルム

 

 

ということになっているようです。

あと2021年は4月に国別対抗戦があるはず(いつかは多分未定)

 

羽生と宇野出てくれ~~~~~~~

 

(修造と天使)

 

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コロナでどうなるか分からないところもありますが、いよいよオリンピックプレシーズンなので、ぜひ2020‐21シーズンから追ってほし……!!!

 

 

 

5~8月はシーズンオフですが、トップ選手や有名な選手の場合、この時期にはアイスショーに出ています。(今年はコロナで中止ですが)

トップ選手を生で観たいと思っても、試合の場合、

 

「(国内の大きな大会の場合)チケットを入手するのはほぼ無理ゲー

(スケオタでもなかなか全部は…難しい…倍率的な意味で……特に羽生くんが出る場合は……羽生の場合はアイスショーでも割と無理ゲーになってきたが……)

 

な試合よりはアイスショーはまだチケットが取りやすいので、生で観る絶好の機会としておすすめします。

(まあはじめて試合チケ申し込んでいきなりGPFのチケ当たった俺みたいな人間もいるので、やってみる価値はある…)

 

 

宝塚より高いけどな。 

 

 

 

 

宇野くんは比較的色んなショーに出ていますが、個人的なおすすめは、宇野くんが実質座長を務めている

「THE ICE」ですね~

 

今年はコロナで中止になっちゃいましたが、ネイサンやボーヤンなど、現役の世界トップ選手が出てきますし、あわせて「三銃士」や「五銃士」と称される彼ら男性スケーターたちとの骨太な競演ナンバーとかかっけーし、何よりダンスバトルがある!

色んな選手が、コスプレや女装(!)で出てきます。

しょうこちゃんのクオリティが年々上がっていくのも見所。(?)

 

 

2018年

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2019年(ラブライブ……)

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ちな、突然の自慢ですが、この「THE ICE」、ワイは去年ギリギリまで「行きたいな~どうしよっかな~」と思って、したらチケット完売しちゃったんだけど、ある日たまたま、戻ってないかな~とぴあ見たらなんか戻ってて、えい!!と勢いで買ってしまったらまじのまじで「最前列」だったという僥倖を得てしまった……

うわ~~~テレビで見るまんまだ~~~~と思いつつ近すぎて直視できず無事爆死しました……最前はハードルが高かったな………

 

 

 

・・・・スケオタや興味ない人は読み飛ばしていい基礎知識2~「SP」「FS」「EX」とは・・・・・・・

 

「SP」とか「FS」とかついてんの何じゃい、という人がもし居たときのために説明しますと(知ってる人は飛ばしてくれ)

 

フィギュアスケート(シングルカテゴリー)というのは、 

「SP」(ショートプログラム) という短いプログラムと、

「FS」(フリースケーティング)という長いプログラムの

 

点数の合計で最終順位がつきます。

 

(なので、SPで1位でもFSで覆されたりその逆も当然あります)

 

それぞれ、ジャンプの規定とか縛り、細かいルールや男女の違い(女子はSPで4回転は跳べません。ジュニアもSPで4回転跳べません)などはあるのですが、

 

まあ、めちゃくちゃざっくりと、シニア男女の場合、

 

SP…2分40秒プラマイ10、ジャンプ3つ

FS…4分プラマイ10、ジャンプ7つ

 

って感じですね。(めちゃくちゃざっくり…)

基本は、シーズン中はそれぞれ同じプログラムを継続して滑ります。

(2シーズン同じものを継続したり、シーズン途中で変わったり前のものに戻したり例外もある。)

 

(余談ですが、私は10年前フィギュアにハマり始めたとき、試合ごとにプログラムって変わるものかと思い込んでて、え~~前と同じじゃん~と思った過去などがあった……いや、ピアノのコンクールとかだと違うじゃないですか?

 

でも、プログラムの深化と進化をみとどけるのも、フィギュアの醍醐味の一つです。

フィギュアって氷の上で3回転とか4回転とかのジャンプするかなり無理ゲーで繊細なスポーツなので、同じプログラムでも「よかった回」と「そうでもない回」の差が結構激しかったりする、「プログラムの完成形」を見届けられるのが、何よりの歓びです)

 

 

ちなみに、大幅なルール改正前ーー2017‐18シーズンまでは、男子の場合、FSは4分30秒でジャンプ8つでした。

この30秒の削減は、宇宙にとっての大損失と呼ばれています。

 

 

で、どれくらい点数とれば凄いの?

というのは、なかなか難しいんですが……

 

 

女子の世界記録(2020年6月現在)

SP…85.45  アリョーナ・コストルナヤ(2019GPF)

FS…166.62 アレクサンドラ・トゥルソワ(2019スケートカナダ)

総合…247.59 アリョーナ・コストルナヤ(2019GPF)

 

 

まあこの記録、どうせまたすぐ更新されますね。

あとでしゃべりたいと思いますが、ロシアの3狂と呼ばれるクソヤバい集団によって、今季次々世界記録が塗り替えられていきました。

それまで、FSで150点とか総合で230点も取れば充分世界トップレベルというか優勝確定だった世界が……この3狂のシニア参戦によって今季一変してしまったのです……

 

ちなみに、宇野くんはそれまでのコーチのもとから離れたあと、このロシアの3狂を抱えるコーチ、エテリの元に合宿へ行ったので、

まさか宇野昌磨、エテリ組入りなのか…!?

と大波紋を呼びましたが(?)、残念ながらそういう展開ではありませんでした。

見たかったな………エテリナイズされるショーマチカ………まじで………

 

 

 

男子の世界記録(2020年6月現在)

SP…111.82 羽生結弦(2020年四大陸選手権)

FS…224.92    ネイサン・チェン(2019年GPF)

総合…335.30 ネイサン・チェン(2019年GPF)

 

ただですね……こんな点数はなかなか出ませんよね……

男子の場合、新ルール以降後、FSで200点、総合で300点超えてるのはネイサンと羽生結弦しか存在せず、完全に宇宙人大戦争(大戦争っていうか今のところネイサンと羽生しか参加者がいないので宇宙人タイマン)の域なので、

 

大体、総合260点~くらいが、グランプリシリーズで台乗り可能ライン、上位選手のイメージですね…280~あれば充分世界トップレベルかと思います……

思いますが、難しいんだよな男子の点数の評価……大体280~超えてるのも4人しかおらんし……

 

男子の場合、基礎点が10点前後ある4回転の可否で結構大きく点数が左右されるので、同じ選手であっても20点とかわりと簡単に変わるんですよね…

GPFでとんでもない点数叩き出したネイサン・チェンも、2019‐20シーズン、GPFまでは300点以上出してません。

 

 

ジャンプの点数は、各ジャンプに定められた「基礎点」と、「GOE」と呼ばれる、マイナス5からプラス5までの11段階の「出来栄え点」(※2018‐19シーズンのルール改正までは、マイナス3からプラス3まででした)で決まるのですが、

 

つまり、ただ降りれるか降りれないかだけじゃなく、どんだけ綺麗に美しく難しく跳べたかとか、そういうのも点数化されるんですね。

(難しく、っていうのは例えば、ただ漕いで構えてジャンプ!だけじゃなく、跳ぶ前の入りに工夫があるとかそういう。たとえば上手い選手は助走が短いし入りの工夫も鮮やかなので、ジャンプ前の様子、また着氷の流れとかも評価軸なのでも注目してほしいポイントです。)

 

なので、たとえば4Lzの場合、今のルールだと、

基礎点(11.5点)+出来栄え点 GOE5評価(5.75点)で成功できれば、1回のジャンプで、17.25点 にもなります。

 

転倒したらGOEは基本的にマイナス5なので、4Lzを転倒したら、「5.75」点です。

 

(※たまにスケートファンでも勘違いしている人いますが、今のルールでのGOE5というのは評価であって、得点としての「5点」という意味ではないので注意。実際何点引かれたり加わるかは、ジャンプの基礎点ごとに係数が定められています。4Lzの場合は、GOE5の実際の出来栄え点は「5.75点」です。)

 

 

つまりGOE5で成功できた場合と、コケた場合では、11.5点分違う、

だから特に難しい4回転を複数跳ぶトップ選手の場合、同じ人でも簡単に20点とか変わるのわかりますかね…

 

これは、GOEがマイナス3からプラス3までだった時代より大きな差で、より点数の変動が起こりやすくなったのかもですね。

 

 

あと、そもそも4回転(とか3回転)回りきってないやんけって判定されると、アンダーローテーションといって基礎点から2割引かれたり、回転不足度合いがもっと酷いとダウングレード(1回転少ないジャンプの基礎点で計算される)になったりして、

もっと点数が下がります。

 

4Lzがダウングレード判定(3Lzの得点で計算)かつ転倒によるGOE5マイナスだと、

2.95点。ほとんど点になりません。

 

また、仮に転倒しなくても、

「この選手、コケてないし凄いよかったように見えるのになんか点数低いな?」

と思った場合、大体この回転不足判定が原因です。

(宮原知子選手とか、ジュンファンとかはよくこの現象が起こる…)

 

 

転ばなきゃいいか、というと、それだけではなく、「回りきってるか」ってのも結構重要なんですよね……

 

しかし、最も恐ろしいのは「抜け」だと思っています……(特にショートプログラム)

抜け、っていうのは、本当は4回転跳ぼうと思っていたのにうまくいかずすっぽ抜けて2回転になっちゃった、とかそういう感じのあれですが、つまり2回転の基礎点しかもらえません。1.3点とかです。

4回転回りきってコケるより点もらえません。

 

っていうのはFSの場合で、SPでは、そもそも2回転に抜けたらそのジャンプの点数は「0」です。ZERO!

 

なぜかというと、先程、SPはジャンプ3回、と書きましたが、これはもうちょっと細かいルールがあります。

 

男子SPの場合「ジャンプ3回」…2回転または3回転のアクセルジャンプ(=2Aか3A)、3回転または4回転のソロジャンプ(アクセルを除く)、4回転または3回転+3回転または2回転のコンビネーション(アクセルとソロで選んだジャンプを含まない)

 

つまり、SPにおいて、

(アクセルジャンプ以外の)2回転の単独ジャンプは、定められたルールのジャンプじゃないから、ノーカンになるんですよ。

 

 

2019年世界選手権の羽生結弦選手は、SPで冒頭の4S(予定)でこれをやって2回転にすっぽ抜け、94.87点でした。

まー3個のジャンプのうち1個がノーカンで94.87点とるのなにやつって感じなんだが(それでもSP3位ですしね)、羽生選手は、完璧に滑れたら110点とか取れる選手です。

わかりますかね、、、、抜けはこわい。。。。。

 

 

女子の場合は、SPで4回転跳べませんし(同様に、SPの規定で定められたジャンプじゃないからです)、FSでも一人の人が同じプログラムでそんな何回も4回転入れてるわけじゃないので、そう極端には……(※ただしトゥルソワを除く)

 

 

 

ところで、2017年の世界選手権では、300点超えしても表彰台にのれないという異例の神大会となり、SP5位から鬼のノーミスでFS223.20という当時の世界記録を叩き出し大逆転、総合321.59で優勝した羽生結弦

「300点出しても表彰台のれないってどんだけだよ…もうこんな試合いやだ…!」と嘆く事態が起こったりなんかしたのですが(300超えても表彰台のれない事態を作ったのは君ではという意見は……)、

 

いまはジャンプが1個減ってるしジャンプの基礎点も下がってるので、なかなか200や300を超えるのは難しい感じがありますね…

っていうか、ジャンプ1個減ってて旧ルール時代の羽生の記録上回るネイサンis何者……という感じだが…

 

 

ちなみに、そんな感じで2018‐19シーズンからジャンプの回数や基礎点や演技時間が減ったりしたので、旧ルールでの記録はヒストリーレコードとしての永久記録となりますが、これは、SP…112.72 FS…223.20 総合…330.43

全部羽生結弦です。

 

(あとSPで100点をはじめて超えたのは羽生結弦、FSで200点をはじめて超えたのも羽生結弦、総合で300点をはじめて超えたのも羽生結弦です)

 

羽生結弦、あまりに有名すぎるため、映画でいうタイタニックとか漫画でいうワンピースとかポケモンでいうとピカチュウみたいな、好きっていうと逆に「にわか」っぽい?逆に?みたいな懸念をもし抱いている人がいたらまじで安心して欲しい、

ほんとにやべえんだよ奴は……。

 

 

(宇野昌磨氏が「100回負けてもいいから1回でも勝ちたい」って言ってる気持ちが分かりますでしょうか……)

 

 

で、そんな「SP」と「FS」が試合プログラムですが、「EX」というのはなんじゃいというと、「エキシビション」のことです。

大きな試合だと、試合日程が終わったあと、上位成績を残した選手や開催国の選手が滑るアイスショーが用意されており、それをエキシビションと呼びます。1位の選手は一番最後に出てくるのが慣例ですね。

 

試合とはちがって特にルールとかないため、基本自由です。

1シーズンで何種類か用意されてる場合もあります。

 

 

宇野昌磨の2019‐20シーズンSP「Great Spirit」も、元は前シーズンのEXプログラムでした。エキシなだけあって、衣装が攻めすぎていた…(他にも何バージョンかある)

 

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ジャンプや規定の要素を次々こなさなくていいので、

まるで夢を見ているような滑りや技をうっとりと堪能できたり、

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(※ちなみに、このジャンプはすっぽ抜けてるミスとかではなく、そういう技です。「ディレイドアクセル」という。羽生くんがエキシでよくやる。)

 

 

氷に口づけをするハイドロキッシングなどを堪能できたり…

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趣味に走りすぎていたり……

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服を次々脱ぎだして最終的に肉襦袢になったり…

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するので、スケート見るときは、ぜひ忘れずエキシまで見て欲しいです!!!!

 

(まあ肉襦袢になるのはプルシェンコくらいだが…)

 

 

 

個人的にめちゃくちゃ好きなのは、ジョニー・ウィアーレディ・ガガ滑ってたやつ

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・・・・基本知識ざっくり説明終了・・・・・・・

 

 

 

ようやく本題……長かったな………(ほんとはもっと、ジャンプの種類とかしゃべりたいことあるけどまあいいや)

 

 

 

■ってことで個人的2019-20シーズンベストプログラム

 

1.エリザベータ・オソキナ

SP『That Man』

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誇張ではありません、個人的2019‐20シーズン最大の衝撃です。まじで。

ノービス界(※ジュニアの更に低年齢のクラス)に新星のように登場した彼女の演技は、こんな天才少女がいたとは……と界隈に衝撃を与え、露女界隈の面々を一気に虜にしました……

 

全てが跳びはねるステップの様な最初から最後までかわいいのマイム、独特で怖いもの知らずの少女的チャーミング、こんなスケート見たことない…!と一目で虜になった衝撃の才能。
まじで天下とって欲しい。

まじで天下とって欲しい。 

 

 

 

 

 

2.アンドレイ・モザリョフ

FS 『Lost in Blue』『My Own Paradise』『In this Shirt』

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どうしてそうなった???????

 

金属音のような奇妙な曲からはじまり、これまた変な電子音、どうしてそうなった…!??と頭が狂ってるとしか思えない奇っ怪極まりない編曲と構成なんですが、私は好きです。

モザリョフはこのプログラムで、2020年の世界ジュニアを制するのですが、これが世界ジュニア優勝したときのプログラムって一生記録に残るの、どうかと思うがな……いや私は好きですが……。

 

 

 

 

3.アンドリュー・トルガシェフ

SP『Bloodstream』

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出てきたときの雰囲気や表情とか、ツンとした気位の高さを感じるスターティングで、あ、そういうツン系タイプの選手なのかなと思わせてからの、ラストの急な曲調転換、爆速ステップ

何この転換!??!???????
ってなるんですが、だがいい。だがそれがいい
しかも、トルガシェフってまだジュニアの選手だと思うんですが、この若さでセルフコレオだというのだから驚き。しゅごい。

 

 

 

4.鍵山優真

SP『ピアノ協奏曲「宿命」第一楽章』

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ゆまち。

かわゆまち。

 

お父様も、鍵山正和さんという五輪にも出たことのあるフィギュアスケーターというサラブレッドで、ジャンプの着氷とか驚くべき膝の柔らかさとか、めちゃくちゃ似てます。

2019‐20シーズン、「全日本ジュニア選手権優勝」「ユース五輪優勝」「世界ジュニア2位」に加え、

まだ高校生のジュニアの選手ながら「全日本選手権(シニアカテゴリー)3位」「四大陸選手権(シニア)3位」と一気に飛躍した、

北京五輪代表争いに食い込んでくる、いやもしかしたらメダル争いにも食い込んでくるかもしれない大注目の選手。

 

来季からシニアに上がってくるので、本当に楽しみ!!!!!  コロナ滅!!!!!!

 

 

ゆまちはかわゆまちだし軽快に踊れるし驚くほど柔らかな着氷の才能もあり、もちろんフリーの「タッカー」もすばらしいし、シニアver.で追加されるコレオはかわゆまゆまちなんですが、

他方、SPの様なこういう重厚な曲を、良い意味で重さと粘りのあるスケートで表現できるの、めちゃくちゃグッとくるんですよねーーー

鍵山くん自身も宇野昌磨を憧れと話しますが、私的にも、結構宇野くんと似たタイプっていうか、顔はかわいい系だけど渋めのアンニュイが似合い、良い意味でスケートに重さと粘りがある感じ、結構似たタイプだなーって思って見てます。

 

 

 

■ぺこぺこゆまちしょまち。 

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5.友野一希

SP『Chroma - The Hardest Button to Button』

www.nicovideo.jp

 

 

FS「『映画「ムーラン・ルージュ」より』」

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二個あるやんけって感じなんだが、どっちも好きなんだよな……

今季、SPとFSどっちも神すぎたというか個人的にどっちも琴線に触れまくったのは、友野くんと次に紹介するジュンファンくんの二人。

友野くんのFSは、ミーシャ・ジーの振り付けで、ジュンファンのFSもミーシャ・ジーが誰かのプログラムにいいんじゃって勧めた曲らしいんだけど、ワイ、多分ミーシャと趣味が合うんだよな………

 

 

SPは、ミルズ先生が色んな人に勧めてきたけど、やると答えたのが友野くんだけだったのも納得な、難解で癖になるコンテンポラリー。わたしは一聴惚れしました。

この同じフレーズが繰り返される難解な曲を、踊りこなす友野くんほんとすごい、後半の畳み掛けと印象的な振りめちゃくちゃ好きです。マイム界からスカウトが来てしまわないかほんとうに心配だなあ……

 

 

FSの「ムーランルージュ」とくにロクサーヌのタンゴは全スケーターの課題曲にしてほしいくらい好きな曲なんだけど、

これは特に構成がいい…!

緊張感ある静寂の序盤、キレのあるダンサーたる友野くんが存分に発揮される中盤、エモと叫びが爆発する終盤コレオの畳み掛け…構成や振り、全てが傑作。そして友野くんは踊りが巧い………!
ひとつひとつの振りもよくて、特に首を横に少しだけクイッてやるとこあまりにしゅきすぎる。

 

 

 

 

6.チャ・ジュンファン

SP『ミケランジェロ'70/La Muerte del Angel (天使の死)』

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羽生結弦と同じクリケットクラブに所属、2018‐19シーズン韓国男子史上はじめてGPFの台乗りを果たした期待のスケーター。

 

なんかフォルムが羽生結弦に似ているのでファンでも遠いと間違えるらしいが、元子役出身ってのもあり羽生結弦とちがって私服がお洒落。

 

顔が良いんだよな。

SPは、まず冒頭の顔の良さで5億点、後半に入る前の足捌きで5億点。

上品でありながら耽美、耽美でありながら情熱的、美青年ぶりをさらに引き立たせる神プロ………顔が良い。

 

 

って顔が良いとか言うと、顔しか見てない人みたいだけど(そういう節はないとは言わない)、この場合の「顔が良い」ってのはそうじゃなくて、どういう風にポーズを決めどういう風に動きどういう風に魅せたら一番自分が魅力的かってコントロールがめちゃくちゃ巧いって意味です。そのへん、元子役という出身の妙が効いてるんだと思います。

 

でジュンファンくんは、衣装、曲、魅力的な振りの見せ方、全てのセンスが突出してるのが下のFSをみてもわかると思う。

 

 

FS『The Fire Within』

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地獄の業火で見た一縷の希望の如き憂いた美、伸びやかなイナバウアーで爆発するエモーション、すべてが良すぎる。

あとジュンファンくん、トリプルアクセルの構えがやや長い傾向があるんだけど、このFSに関してはその長さと曲がばっちり合っていて、むしろ長いことによって助走から着氷までの流れと音楽の効果がよりエモーショナルを生み出してるのがよさ。

 

すべての美少年はこの曲で滑れ。

 

 

 

 

7.アレクサンドラ・トゥルソワ

SP『Solveig's Song,In the Hall of the Mountain King 』

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それまで、世界トップ選手であっても、女子は3回転半(トリプルアクセル)までが限度だよねみたいな感じだった風潮の中、

女子として初めて4回転ルッツ、4回転フリップ、4回転トウループを成功させ、また4回転サルコウも跳べるという、ロシアが生み出した驚異の(脅威の?)アンドロイド・トゥルソワ先輩。(※因みに4回転サルコウに関しては女子で初めて成功させたのは安藤美姫です)

 

15歳という年齢で、女子史上初、1つのプログラム内で4回転4本着氷したり、プログラムに4回転4本や5本を組み込んだりする(先述しましたがFSのジャンプは全部で7つ。7つのうち5本が4回転というのはいかにとんでもないことかっていうと、男子の羽生選手でも今まで1回しかやってません)

マジで「宇宙人」という言葉では言い足りないパワーファイター系ジャンパーなんですが、

 

 

◆4回転4本を降り、男子よりも高い点を出してしまった時のトゥルソワ先輩

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◆トゥルソワ先輩のありがたいお言葉

「4回転は3回転より1回転多いジャンプです。それだけよ」

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ここで悲報なのですが、

先程、「男女で細かいルールが違う」と書いた通り、女子に関しては、SP(ショートプログラム)で4回転は跳べないルールなのです。

 

なので、FSでは4回転無双タコ殴りが出来ても、SPではそうもいかない……

 

とはいっても、だからってトゥル様のSPがヘボいかっていうとまったくそうではなく、私はこのSP、好きなんですよね…

ジュニアのときから4回転跳ぶ天才少女としてめっちゃ有名だったトゥルソワ先輩がいよいよシニアに上がってくるぞっつー恐怖、

「天才少女、襲来」という今季の嵐としての状況に非常にシンクロするようなプロだと思っていて、黒雲が徐々に空を覆う様な序盤、狂気が加速度的に増す終盤……
全てを破壊する破壊王としてのトゥルソワ先輩が引き出される傑作だと思います。

 

私は、「スケーターの物語」と「プログラムの物語」がピタッと合致するような瞬間や演技に非常に弱いのだ… 

 

 

 

8.アンナ・シェルバコワ

SP『Perfume

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シェル様…しゅき…となった即堕ちプロ。
このシェル様の圧倒的なまでの少女性というか、この頃の少女にしか出せない刹那、泣きたくなるような不穏に満ちた天才少女感。しゅき……。

憂いと不穏が墨を半紙に落とした時のように拡がるがごとき雰囲気、重力を感じさせないスケートが相まって、宙に吊られる人形じみた恐ろしい美しさと刹那を醸し出して大変よきです。

 

こちらのシェルバコワさんは、上で紹介したトゥルソワのリンクメイト(※当時) で、

同じく女子ながら複数回の4回転ジャンプをプログラムに組み込みます。

 

これは個人的な意見ですが、フィギュアにおける

「ジャンプ」or「芸術」

みたいな風潮ってまじクソで、つまり難しいジャンプ跳べるやつはジャンプみたいな風潮???

シェルバコワ100回見てから言え!!!!!!と思うし、このシェルバコワを見て「ジャンプだけ」と思うなら、普通にフィギュア見る目ZEROなのでそういう風潮は無視してOKです。個人的意見です。(個人的意見)

 

(ちなみに、フィギュアの採点は「技術点」(’ジャンプとかで稼ぐ点数ね)と「演技構成点」にわかれますが、演技構成点って芸術点とかと思われがちではあるが、別に顔芸での表現力とか胸を打つ度とかじゃなくて、スケーティングスキルとかつなぎとか身のこなしとか、そういう技術のことです。そのへんのスキル、シェル様は圧倒的だと思います。(個人的意見))

 

 

 

9.宮原知子

EX『グノシエンヌ第1番』

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って留意はあれど、

何をもって「表現力」とするかの議論はさておき私的に現状現役の選手で一番「表現力」が素晴らしいと思うのは、宮原知子選手で、何ていうんですかね、観客の心に訴え観客の心の琴線に触れる力。

 

中でもこのエキシプロ本当に大好きで、繰り返される回転、独特と引き算がと織りなす魔力的魅力、まるで宮原さんがピアノの旋律になったかの様な惹き込まれる美しさ…最初から最後まで息が出来ない。

 

 

っていうか振り付けのランビ先生が天才すぎるんだよな………ランビ、単なるキスクラのママではなく天才振付師であることがよく分かる……(前回の記事に引き続き2回目)……あとランビ先生は知子のことが好きすぎるのだが(インタでもめっちゃ推すし演技後号泣したりする)、知子のことが好きすぎるのもよく分かるプログラム………

(ちなランビ先生も自分でめちゃくちゃ気に入っているらしい)

 

 

あと宮原さんの表現力というとこでいくと、「シンドラーのリスト」なんかもほんとうにすばらしいです。(毎回泣く)

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で話をロシア女子に戻しますが、

先に述べた、トゥルソワとシェルバコワ、そして同じくリンクメイトのコストルナヤを合わせた「3狂」「エテリ3狂」(※エテリというのはコーチの名前)

が2019‐20シーズン、3人揃ってシニアに上がってきたため、期待通りっていうか期待以上に今季すべての試合を席巻しました。

 

(コストルナヤ、選手としては大好きで彼女のトリプルアクセルは本当に素晴らしい、女子で一番すばらしいトリプルアクセルを跳ぶと思っているのですが、

ベストプログラムには選べないのだ……なぜかというと、編曲が………クs………全ての滑りや動きや要素に息を呑む圧倒的な美しさと、全てを無に帰す謎編曲……(グレイ変ガウスのおかげで?エテリ組の編曲がしばしばクソという話はまたいずれ…)

 

 

■コストルナヤ。あだ名は「美」←美だから。

(このNHK杯では「美」ってバナー掲げてる奴がいる)

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この3狂が、女子のレベルを一気に押し上げ、女子であっても「4回転か3回転半(トリプルアクセル)が跳べないと優勝や表彰台は不可能」みたいな時代に一気に変わりました。 

一気に、というのは、昨シーズン=2018‐19シーズンまではそうじゃなかったからです。

 

昨シーズン、グランプリファイナルや四大陸選手権などの国際大会で優勝していた日本の紀平梨花選手はトリプルアクセルを武器としていますが、2019年世界選手権優勝のザギトワ選手や3位のメドベージェワ選手は4回転・トリプルアクセル、いずれも構成に組み込んではいません。

 

もちろん、フィギュアスケートというのはジャンプだけの競技ではありませんが、3狂たちは、ただただ難しいジャンプが跳べるだけでなく、他の要素もめっちゃ高スキルなので、まったく太刀打ちできない。たとえば、ほかの選手が一回4回転跳んだくらいではもう勝てないくらいの高次元。

それまでの上位選手は、彼女たちの前に現状、全く歯が立たなくなりました。(もちろんそれは、あくまで現状は、という事なのですが)

 

女子だけではありません。

全露選手権(ロシアナショナル)で優勝したシェルバコワは、

同じ大会で優勝した男子の点を上回っているのだ。ヤバすぎる。

 

 

ちなみに男女の点は、単純比較ではないのです。

フィギュアの採点というのは、「技術点」と「演技構成点」にわかれるのですが、「演技構成点」の満点は、女子の方が男子より低いのです。(女子は男子の8割が満点)

 

それでも、それでもなお上回ってんの。 

 

 

つまりどういうことかというと、2019‐20シーズンというのは、フィギュアの時代が一気に変わった

めちゃくちゃおもしれーシーズだったってことだよ。

 

でも安心してほしい。

来季もめっちゃ面白いシーズンになるはずだから、これから北京五輪まで一緒に見届けようず。

 

 

 

◆めちゃくちゃおもしれーシーズン

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 ※WRは当時(2019年11月時点)。今はコストルナヤがとっくに更新してる。

 

 

2019年のグランプリシリーズ、3狂の3人だけで全て制覇しているのですが、

わかりますかねこれ。

全員コーチが同じなの。(このときは)

 

(この時は、というのは、トゥルソワはつい最近、ロシアの皇帝プルシェンコの元に電撃移籍したのです…。どうなるのか!?)

 

 

 

ちなみに平昌五輪で金メダルを獲得したザギトワ選手や、銀メダルのメドベージェワ選手も、このエテリ門下の出身です。

(メドベージェワは五輪でザギトワに敗れたあと移籍し、今はカナダのクリケットクラブにいます。羽生選手が拠点にしているクラブですね。こちらも名門)

 

 

 

っていうと、北京五輪はこの3人の争いかな?って思うかもしれないけど、

だがこれで終わりではないのだ。

これで終わりと思ったか?

エテリ組には、まだヤバい奴がいる。

 

 

 

2022年の北京五輪の優勝候補の一人、っていうか筆頭、カミラ・ワリエワ(14)。

昨年、ジュニア1年目にして出る試合全て優勝し、13歳にして4回転トゥループを跳んでいた怪物である。(ちなみに試合で認定された年齢としては、男女合わせて最年少記録らしいです)

っていうと4回転飛べるのがすごいのって思うかもしれないけど、全くそうではなく4回転飛ばなくてもジュニアGPFで普通に優勝します。

 

あまりに演技と存在が絶望すぎるため、あだ名が「絶望」であるあたり、どのくらい絶望かわかっていただけると思う。

何が絶望かというと、まだジュニア1年目で全露ジュニア、ジュニアGPFとジュニアワールドを制覇してなお、まだあと1年ジュニアのシーズンが残ってるって事だよ。

 

北京五輪シーズン、シニアに上がってきますが、つまりどういうことかというと、

五輪に出られるのは一つの国から一つのカテゴリーで最大3人だけ。

要するに、3狂とワリエワさん、絶対に誰か1人は出られないってことです。

 

見てる方としては、北京五輪が本番ではなく、

「誰が北京に出られるのか?」というところから緊張と本番は始まっている!!!

 

怖!!!!!!!!

酷(こく)!!!!!!!!!!!! 

 

 

でもワリワリ、試合で優勝するとふくふくでかわいいんだよ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

10.カミラ・ワリエワ

SP『鏡の中の鏡/Allerdale Hall』

(※1時間45分15秒あたりから)

www.youtube.com

 

 

 

冒頭コンマ0.1秒で「はい上手い!」ってなる、

才能ひしめく露少女の中でも明らかに段違いの桁外れの才能がよく分かるプロ。別に4回転とばなくても勝てるんだよなあ……何もかもしゅごいから……

 

エテリ組のプロって、たぶん点数を取るために要素と要素の間のつなぎがすっげーてんてこもりで、やりすぎ感っていうか忙しい印象をも受けるんですが、
ワリエワさんの身体の柔らかさをこれでもかと見せつけるように挟まれる無闇な(あえてこういう言い方をすると無闇な)脚上げや、ひとつひとつのポオズとかを、完全に「私が絶望ですが?」とモノにしておりもはや絶望しかない。

 

 

しかし、このワリエワでさえ「エテリ組の最終兵器」ではなく、

12歳でトリプルアクセルを成功させ、あと4回転トウループも跳べる、アカチエワという少女がおり、あだ名は「兵器」

 

↓アカチ様。

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ほかにも、ジリナという「暴走機関車」「機関車」と呼ばれる(こんなんばっかだな…)、4トウループ跳ぶ少女がいたのですが(あと確か11歳で3A跳んでた)、トゥルソワと共にプルシェンコの元に移籍したため、フィギュア界の勢力図、いよいよ面白いことになっているのだ…!!!!

 

来季なんらかの大会でワリエワアカチエワジリナが仮に台乗りした場合、「絶望兵器暴走機関車襲来」って見出しつけれるじゃん、え、めっちゃかっこい……

 

 

 ↓ジリナさんの4Tはくそやべえ。助走が短すぎる。

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宇野くんはkeptさんとの配信の中で、フィギュアスケーターの年齢について「傾向として、女子はピーク年齢が若い」と言っていましたが、この毎年毎年「次の天才15歳少女」みたいなのをゴロゴロ生み出してる兵器製造機関がそれに拍車をかけている節があるんですよね…

 

 

でこんな、四天王が出てきても出てきても次の四天王が即出てくるみたいなクソ最恐チームの元に、 2019年の夏、宇野くんは合宿に行っています。

それまでのコーチのもとを離れた後だったので、「まさかエテリ組入りか…!?」と噂されたりしましたが、残念ながらそれはならず。

(俺はエテリちゃんのファンなので、見てみたかったんだよな…そのままエテリ組に所属しエテリナイズされる宇野昌磨……)

 

 

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 ■アカチエワと2ショも撮ってる

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エテリ組のスケーター達から、ロシア語を教えようと話しかけたりしてもらったみたいですが、

しかし宇野くん、GPFで一緒に台乗りした事もあるロシアのトップスケーターコリヤダ選手のことを「名前は忘れたけどロシアの選手」とか言ってたり、ランビエール先生の一番弟子・デニス・ヴァシリエフスのことを「下の名前は忘れたんですけど」とか言ってた前科があるくらいなので、

共に合宿をしたロシアの少年少女スケーターの名前、絶対覚えてないと思うんだよな。(偏見)

 

 

 

 

 

羽生パイセンは露女界隈だけど。(決めつけ)

  

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※年齢は2019年12月当時。

※羽生パイセンはこの他にも、トゥルソワやワリエワの真似やシェルバコワの試合前ルーティンまでモノマネを披露するガチぶり。あとエテリと2ショも撮ってた。

カニシェワさんは、4回転も跳べるすごい選手だったのですが、怪我の影響もありシングルからアイスダンスに転向することとなりました…ロシアの少女界、あまりに過酷………